プロジェクトの意義・目的

Ctj Triangle 分野横断的方法論を通じて、環境社会と個人の行動判断とのダイナミックな相互作用の解明の問題にブレークスルーを与える。人文科学理論モデルと行動科学的実験と神経科学手法(神経心理学方法論、近赤外分光法、脳波計測などの脳画像手法)および発達科学的分析が相互に関係し合う新しい統合的方法論を形成し、このことを行う。これにより社会的判断及び意思決定のメカニズムが理解可能となる。特に本プロジェクトに重要な哲学・倫理学、行動心理学、行動経済学、認知心理学、神経心理学、発達神経科学や双生児法などの統合という、慶應義塾だけが実現し得る特色を充分に活かした統合的方法論により、プロジェクト・テーマ研究分野に世界水準の新たな貢献が得られると考える。また、これらの研究成果を踏まえて、子どもから成人、および発達障害児者、高齢者にわたる、意思決定と社会行動の教育支援・意思決定支援などの提案を行う。このことで、安全・安心社会の成立の貢献する。
特に、社会環境要因―遺伝要因の関連性研究や、発達心理学研究や最近のダイナミック論理などを行動科学と組み合わせて社会的行動判断の研究を進められるのは世界的に見ても本申請拠点が持つユニークで最先端な点であると言える。フランスの同様な国家プロジェクト(フランス高等教育・研究省)及びEU科学委員会「神経経済」プロジェクトに関して密接な連携関係を結んでおり、これらを通じて、判断行動の比較文化的な研究成果が期待できる。

「社会的行動判断・意思決定のダイナミズムに関する人文科学、行動科学、神経科学の分野横断的統合研究」プロジェクト

人の行動判断は他者の行動判断や、社会・環境とのインターアクションのダイナミズムの中で成立している。個人の行動判断は他者に対する行動予測や社会的 制約と深くかかわり、他方で個人の行動判断が他者や環境社会に影響を与える相互依存的関係にある。本「思考と行動判断」の研究拠点で形成する分野横断的 な方法論を用いて、本プロジェクト研究を推進する。

このプロジェクトは「文部科学省 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業」の支援を受けています。


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