6/7 公開チュートリアル「ヒトの予測と意思決定の脳内ネットワーク解明のための測定法と解析法」

公開チュートリアル「ヒトの予測と意思決定の脳内ネットワーク解明のための測定法と解析法」

Tutorial "Measurement Techniques and Analysis Methods for Elucidation of the Neural Computation for Prediction and Decision Making"

共同主催

慶應義塾大学 思考と行動判断の研究拠点

新学術領域研究「予測と意思決定の脳内計算機構の解明による人間理解と応用」

後援

慶應義塾大学 論理と感性のグローバル研究センター


  • 2013年6月7日(金)
  • June 7, 2013
  • 慶應義塾大学 日吉キャンパス 来往舎 大会議室 (最寄駅:東急線・市営地下鉄線 日吉駅) (キャンパスマップ)
  • Large Meeting Room, "Raiosha" building, Hihoshi Campus of Keio University (Campus Map)

慶應義塾大学「思考と行動判断」研究拠点と新学術領域研究「予測と意思決定の脳内計算機構の解明による人間理解と応用」では、来る2013年6月7日(金)「ヒトの予測と 意思決定の脳内ネットワーク解明のための測定法と解析法」に関心をもつ学生、研究者の方々向けに、チュートリアルを開催致します。 皆様、お誘い合わせの上、奮ってご参加下さい。


プログラム: (要旨は以下参照)

13:30-14:30
吉田 和子 (国際電気通信基礎技術研究所(ATR)脳情報通信総合研究所)
「予測と推定による意思決定」
14:45-15:45
梅田 聡 (慶應義塾大学)
「脳と身体の活動からみる精神機能のダイナミクス」
16:00-17:00
北城 圭一 (理化学研究所)
「ヒトの脳の大域的ネットワークと情報流」
17:00-17:30
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自由討論

定員100名様:定員になり次第締め切らせて頂きます。参加ご希望の方は、事務局 decisions-secretary@oist.jp へお申し込み下さい。


以下要旨:

講師:
吉田 和子 (国際電気通信基礎技術研究所(ATR)脳情報通信総合研究所)
講演題目:
「予測と推定による意思決定」
概要:

我々ヒトは、過去の経験や記憶から現在あるいは未来の状態を推定/予測することにより、複雑な意思決定を行うことができる。例えばカードゲームにおいては、これまでの状況や相手の行動から相手の手札や戦略を推測し、次の行動を予測する。社会的環境、すなわち互いの最適戦略に相互関係がある場合には、相手も他者の戦略を推定していることを考慮に入れ、相手モデルを推定する必要がある。

本チュートリアルでは、このような複雑な意思決定の原理とその脳内機構を明らかにする一つの方法として、計算モデルを用いたヒトの行動およびfMRI脳画像データ解析手法を紹介する。脳画像解析に計算モデルを用いることにより、従来型の課題間比較解析では不可能であった、ヒトの内部状態の動的な変化を推定することができる。推定に基づく意思決定課題として複数人被験者による社会的協調課題を取り上げ、被験者の行動を最適制御法とゲーム理論を統合した確率モデルで説明する。モデル解析結果に基づき、前頭前野を中心とした脳機能について議論する。

講師:
梅田 聡 (慶應義塾大学)
講演題目:
「脳と身体の活動からみる精神機能のダイナミクス」
概要:

近年、さまざまな精神機能を生み出す脳内メカニズムに注目が集まっているが、一方で、情動、記憶、社会性などの精神機能の背景には、脳活動だけでなく、自律神経系を中心とした身体生理活動も重要な役割を担っていることが明らかにされつつある。

本チュートリアルでは、身体生理活動の計測方法および脳活動との連携を調べるための解析方法などについてふれながら、精神機能が脳と身体を含めたどのようなダイナミクスで捉えられるかについて紹介する。

講師:
北城 圭一 (理化学研究所)
講演題目:
「ヒトの脳の大域的ネットワークと情報流」
概要:

脳機能の局在性と全体性の理解は脳科学における重要問題である。局在性、全体性、両方の観点ともに重要であるが、特に高次機能を考えた場合、全体性の観点からの理解が必要となる。ヒトの脳機能に関して、全体性の観点から脳のダイナミクス上の大域的ネットワークとその中での情報流の定量化の重要性を概説する。

また特に脳波、経頭蓋磁気刺激を用いた大域的ネットワークと有向因果情報流の定量化について紹介する。


共同主催:
慶應義塾大学「思考と行動判断」の研究拠点
新学術領域研究「予測と意思決定の脳内計算機構の解明による人間理解と応用」
後援:
慶應義塾大学 論理と感性のグローバル研究センター

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公開日時: May 23, 2013 09:48


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